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- 第9回 美しい盛り付けの基本PartII・彩り
美しい盛り付けで大きな影響力を持つ“彩り”。
彩りを揃えると見た目に美しく、おいしく感じるだけではなく、栄養のバランスも整います。
彩りの基本は“赤・黄・緑・白・黒(茶)”。
全てを揃えることができなくても、赤や黄、緑を加えると鮮やかになります。
カフェ風の盛り付け
赤のラタトュイユ、黄のかぼちゃのスープ、緑のフリルレタス、白のごはん、茶のハンバーグ。
5色揃えれば、それだけで色鮮やかでおいしそう!ですが…
今日はワンランク上のカフェ風の盛り付けのコツをお伝えします。
カフェ風の盛り付けのポイントは“ボリューム感”。
お皿の余白は“少な目”に、料理は高さを出して盛りつけましょう。
高さを出すときのポイントは“重ね盛り”
料理の角度や向きを変えながら順に重ねて盛る方法です。
カフェ風にするポイントは“崩して重ねる”です。
ご飯とラタトュイユの中央にハンバーグをのせ、少しずらして目玉焼きをのせてみましょう。このように揃えずランダムに重ねて盛りつけることで、ボリューム感のあるおしゃれなカフェ風の一皿となります。
お弁当の盛り付け
お弁当は基本的に以下の3品から成り立ちますが、副菜は5色の中から2色以上を選ぶと良いでしょう。
・ 主食:ご飯やパンなど
・ 主菜:魚や肉、卵などたんぱく質を1品
・ 副菜:野菜をはじめ、いも類・きのこ類・海藻類などミネラルや食物繊維などを補うものを2品以上
人が“おいしい”と感じる五感の割合は“視覚”が8割を占めていると言われています。
目で楽しめるだけではなく、“おいしい”に直結する美しい盛り付け…実はとても大切なものなのですよ。
ぜひ、試してみてください!
さっそくチャレンジ! ―出雲ハルも試してみました―
「人が“おいしい”と感じる五感の割合は“視覚”が8割を占めていると言われています」と聞いて驚きました!同じ献立でも、見た目を一工夫することによって、差が出るんですね。
“崩して重ねる”カフェ風の盛り付けをさっそく試してみました!
プレートにアルファ化米の海鮮ピラフを山型に盛り付けたら、サラダとピクルス、コンソメスープのカップを添え、最後に半熟の目玉焼きをのせて、デミグラスソースを少しかけます。もちろん、ちょっとずつ“ずらして”盛り付けました。
パパには「今日のご飯はオシャレだね!ワンプレートだと子どもたちも食べやすくていいね!」と褒められちゃいました♪
特に、パパッと炊けちゃうアルファ化米製品を使った日は、盛り付けに工夫するひと手間をかけやすいから、意識しておいしく見える盛り付けを続けていきたいな。次は、お弁当にもチャレンジしてみようっと!
山口 はるのマイスター
- 世田谷でおもてなし料理教室“spring’ kitchen”を主宰
- “美と健康は食事から”をモットーに体にやさしいレシピを提案。2013年より食と体臭の関連性による“デオドラント料理”の研究を始める。
- 料理教室を主宰する他、レシピ考案・コラム執筆・イベント、メディア出演等他方面にて活躍中。
- “spring’ kitchen” オフィシャルサイト:
- http://www.spring-kitchen.com
- ブログ“香食同源”:
- http://ameblo.jp/spring-kitchen/