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出雲縁結び便り

第4回 工芸品でつながる文化、お箸がつなぐみんなのご縁

前回のメルマガ登録プレゼントは、
「出雲の縁結び箸 八雲塗(やくもぬり)」だったのは皆さんご存知ですか?
(ご応募いただきました皆さま、ありがとうございました!)

そう、島根の伝統工芸品です。
塗りこめられた素地に、様々な色調の色漆(いろうるし)、青貝金銀粉を用いて模様を描き、
その上に順良な天然透漆(すきうるし)を塗り重ね、
伝統技法により研ぎ出して仕上げられています。

このプレゼント、なぜお箸だったかというと…
出雲では『お箸』はご縁を結んでくれるという言い伝えがあるからなの!

神話の中に登場するヤマタノオロチ伝説。

スサノオノミコトが天上から地上に舞い降りて、出雲平原に流れる斐伊川の畔を歩いているとき、川面を流れる「お箸」によって導かれた不思議な「縁」でイナダヒメと出会い、そしてヤマタノオロチを退治して二人は結ばれ幸せになるという、有名な「古事記」のお話があって…。

出雲ではお箸は『縁結び』アイテムとして広く知られているの。
だから、出雲では工芸品としてお箸がお土産や贈答品にされているんですね。

「ねえ、ママ、お箸以外にお土産ないの?」

あら、お兄ちゃん、いい質問するようになったわね!

神々のふるさと島根には、歴史と風土の中で栄え、
現代に受け継がれている優れた伝統工芸品がたくさんあります。

「経済産業大臣指定伝統的工芸品」として指定されているだけでも、

  • 全国の庭園で愛用されている「出雲石灯ろう」
  • 製品になるまでに数多くの工程を経て製造される「雲州そろばん」
  • 万葉歌人 柿本人麻呂により奈良時代から始まったとされている「石州和紙」
  • 大はんどう(大型の水かめ)が独特だと言われる「石見焼」

と、日本の伝統文化と深い関わりをもちながら職人の技が受け継がれています。

2020年東京オリンピックに向けて、
日本の文化や工芸品が注目されるだろうから、
出雲の職人の皆さんの技術にもきっと注目が集まるはず!

ところで、
出雲家では子どもたちと、時々おばあちゃん宛にお手紙を書きます。
ちょっと贅沢だけど、出雲の和紙を使おうかな♪

工芸品でつながる文化、お箸がつなぐみんなのご縁

ハルお気に入りの記念切手「伝統的工芸品シリーズ 第2集」です。
日本の良き文化や技術が注目されていますね。今日も、お手紙にペタリ。
日本の文化に触れるって子どもたちにもとっても大切!

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