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こんにちは、出雲ハルです。
先月は、東京・日本橋の「にほんばし島根館」で開催された、アルファー食品のイベントに参加してきました。出雲縁結びクラブでは、もうおなじみのマイスターから、おもてなしや記念日にとっても役立つレシピを教えてもらって、試食もしてきましたよ!おいしかったなぁ〜。平日の日中だったので、幼稚園の子どもたちにはナイショです。
「にほんばし島根館」で色々な島根の食材や工芸品を見てみて、住んでいたからこそ気付かなかったけれど、改めて島根は食材や文化が豊かな場所だったなぁと実感。思わず実家の母に電話してしまいました。すると…、「あら、出雲を知るには、まず『出雲国風土記』よ」と母が一言。すっかり大学を卒業して以来、全く古典を読んでいなかったけれど、母がそこまで言うならと一念発起。子どもたちの帰りを待つ間、読み進めています。
…とても奥が深いです!
今日は皆さんにちょっとだけ「出雲国風土記」をご紹介します。
時は奈良時代の初頭。そう、1300年も前の話です!
- ・郡郷名(ぐんごうめい)に好字(こうじ)をつけよ
- ・郡内の物産を記録してリスト化せよ
- ・山や川の名前の由来を記せ
- ・古い言い伝えや伝説を記録せよ
しかし!
そのうち今日まで伝えられているのは、わずか五カ国分しかないのです。しかも、この「出雲国風土記」は唯一完成しているとか。もちろん、出雲の国を舞台とした多くの神話もたくさん書かれています。
出雲国風土記のはじまりは…、
「出雲の国の風土記。国のおおよその形は、東を始点とし西南を終点とする。東と南は山で、西と北は海に面する。」
(出典:講談社学術文庫「出雲国風土記」より)
こんな一文から始まります。
海も山もある、風土の豊かさがすでに伝わってきますね。読みたくなるでしょう?
ここからどんどん出雲のことが記されていきますが、今日はここまで。
「出雲国風土記」のご紹介の回に、当時の風土や伝説について詳しくご紹介しますね!