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こんにちは、出雲ハルです。
食欲の秋におこわを食べたり、今月23日祝日の「お赤飯の日」にお赤飯を食べたりと、しっかりアルファ化米で楽しんでいたけれど、もうそろそろ東京はクリスマスのライトアップもはじまって、街は年末ムード。
1年は早いものですね。
今年を振り返ってみると…やっぱり私の地元・出雲への帰省が印象的でした。
何しろ、今年は60年に一度行われる出雲大社「平成の大遷宮」の年。ただでさえパワースポットブームで多くの観光客の皆さんに訪れていただいていましたが、今年はさらに多くの方々が足を運んでくださっている様子。海外からのお客様も多かったですね。
空港に着くなり子どもたちも幼いながらに、そのにぎわいに驚いたのか「おばあちゃんの街は、すごいんだねえ」と関心した様子。出雲はいろんな人のご縁を結ぶ土地なのよ! いつかこの子たちも良いご縁に恵まれ、こうして出雲の話を自分の子どもに話す日がくるのかしら…。
ところで、よくテレビでも聞く「平成の大遷宮」(へいせいのだいせんぐう)、皆さんはどんな行事なのか、何のためにこんな行事があるのか知っていますか?
今日は、出雲出身の私、ハルが「平成の大遷宮」についてご案内します。
まず、出雲大社は“縁結びの神様”として知られる大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)をまつる神社です。「遷宮」(せんぐう)とは、本殿が異なる境内に新築移転したり、同じ境内で別の位置に新築移転したりする際、または本殿の修理や新築の際に一時的にご神体を移動する場合も「遷宮」が行われます。
つまり、神様のお引っ越しみたいなものよって、うちの子どもたちには説明しています。たいてい祭礼を伴うから、それがお引っ越し祝いのようなものかしら。
この「遷宮」が行われるようになった由来には、実は諸説あるらしいんです。
- 1. 本造建築の建物を維持していくため
- 2. 社殿の建築など様々な技術を継承していくため
- 3. 神社は清浄であることが必要で、そのために遷宮を行う(神の力がリフレッシュされる)
などと言われています。
では、「平成の大遷宮」とは?
現在の御本殿は1744年に造営され、国宝に認定されています。これまで、3度にわたる遷宮が行われてきました。今回は、60年ぶりとなることから、「平成の大遷宮」と言われています。
今年の5月には、修造(神社の修理)が終わった御本殿に、大国主大神がお還りになる「本殿遷座祭」も無事に終わり、その後様々な記念行事が行われています。私たち出雲家も、この5月の「本殿遷座祭」を一目見ようと帰省したんですよ。
これからさらに、摂社・末社の改修は平成28年まで続けられます。出雲はまだあと数年はにぎやかそうね! まだ3歳と5歳の子どもたちに神社はちょっと早いかな、なんて思っていましたが、出雲大社周辺は屋台や老舗の甘味どころ、新しい飲食店など多くのお店が連なって毎日がお祭りのよう。子どもたちもすっかり楽しんでいました。
皆さんも、ぜひ一度、ご家族で出雲大社を訪れてみてください。きっと、鳥居をくぐったその瞬間から、ご縁のパワーを感じられますよ!
次回は、この出雲大社を中心に栄えた出雲の歴史や風土を伝える「出雲国風土記」についてお話します。お楽しみに♪