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- 立冬の薬膳養生レシピ・栗赤飯を使って秋の美肌ご飯
米田舞子のおすすめPOINT
皆さんこんにちは、舞子です♪
秋になったと思ったばかりなのに11月はすでに立冬、冬支度を始める季節です。
木枯らし第一号が吹くと言われていますが、実際に乾燥した空気で肺を傷め、咳がひどくなる方が一気に増えます。
秋が深まる季節、東洋医学的にはまさに肺の養生が大切な時期なんですよ。
肺は直接外気が触れるので五臓の中でも一番弱い臓腑(ぞうふ)。ちゃんといたわってあげないといけないのです。
さらに経絡で肺はお肌につながっているため、肺の粘膜がきちんと潤って機能していることが美肌力をあげることにつながると言われています。
秋は風邪予防、美肌力アップのためにも肺の養生を怠ってはいけませんね。
そこで良いと言われているのが「白」の食材!
白胡麻、白木耳、豆腐、梨など、他にも発汗作用のあるニンニクや玉ねぎも同じ白で体に良い食材です。
今月の献立は、旬の栗がおいしい「栗赤飯」と白の食材をたっぷり使ったおいしい献立です。栗はビタミン類やカリウムが豊富に含まれており、旬の秋にはたくさん摂りたい食材の一つです。白の食材以外にも旬のものをたくさん摂りましょう!
秋鮭はアスタキサンチンが豊富で抗酸化作用が高く、旬の舞茸にはビタミンB1、ビタミンB2や食物繊維が豊富に含まれており、お肌の調子を整える働きがあると言われています。
そして、乾燥が気になる秋に摂りたい白の代表食材「白胡麻」は小さな粒の中にセサミンやミネラル、ビタミンなども豊富に含まれ、お肌の潤いにも良いと言われています。この時期は毎日たっぷり使いたいですね。
白木耳はあまり目にしないかもしれないけど、中国では美容食として何千年も前から珍重されていたもの。さっと茹でれば海藻のようなこりこりした食感がおいしいし、1時間以上煮込むとオクラやなめこのようなネバネバ成分がいっぱい出てきます。これが植物性のコラーゲン!お肌に弾力をあたえて美肌へと導きます。最近スーパーでも扱われるようになってきましたので、見かけたらぜひ試してみてくださいね!
それでは皆様、今月も楽しくおいしいご飯で元気な体を作りましょう!
秋鮭の白胡麻幽庵焼き
材料/2人分
- 秋鮭2切れ
- 白胡麻大さじ2
- 醤油大さじ1
- みりん大さじ1
- 紫蘇2枚(飾り用)
- ししとう4本
作り方/調理時間 約25分
- 醤油とみりんを合わせたものに鮭を15分程度漬けておく。
- 漬けた鮭の表面に白胡麻をたっぷりとふりかけ、そのまま魚焼きグリルでこんがり薄く焦げ目がつくまで焼く。
- 漬け合わせにししとうや紫蘇を盛りつけて、できあがり。
舞茸と豆腐の豆乳汁
材料/2人分
- 豆腐1/2丁
- 舞茸50g
- 昆布だし200cc
- 豆乳200cc
- 白みそ大さじ2.5
作り方/調理時間 約15分
- 鍋に出汁と溶いた白みそを入れて温める。
- 豆腐は大きめに切り、舞茸は一口大に手で割いたものを鍋に入れ、沸騰寸前まで温める。
- 豆乳を入れて温まったら、できあがり。
仕上げに柚子の皮を散らすと、さらにおいしくなります。
※豆腐を入れてから味噌を入れると、豆腐が崩れやすいので気を付けてくださいね。
白木耳と切干大根の白胡麻醤油和え
材料/2人分
- 切干大根10g
- 白木耳3g
- 白胡麻大さじ1
A
- 醤油大さじ1
- 酢大さじ1
- ごま油小さじ1
- 砂糖小さじ1/2
作り方/調理時間 約10分
- 切干大根と白木耳は別々に水で戻しておく。
- 切干大根は長いものは食べやすい長さに切り、白木耳は固い軸のところを取り除き小さく切る。
- 切干大根と白木耳を熱湯で2、3分程煮たら、水に戻し、しっかり洗って水気を切る。
- 擦った白胡麻とAを合わせたものを【3】に混ぜて、できあがり。